WordPressのテーマを販売開始してからずっとSPIKEというクレジットカード決済システムのフリープランを使っていました。
SPIKEのフリープランだといろいろと都合が悪いところがあって、めっちゃ悩んでたんですよね。あれこれ検討した結果、僕の販売スタイルに合うのが【Stripe】というカード決済システムでした。
導入して1週間ほど経ってテンション高めのうちにレビューをしてみようと思います。結論からいうとネットで情報商材を販売している人はStripe、超おすすめです!
Stripeは日本でサービスが開始されたのは2016年10月頃で、まだまだ知名度が低いです。海外ではPayPalとの2強となるほど人気のサービスです。(店舗でカード決済を導入する場合は「Square」がおすすめです)
※WordPressにStripeを導入する方法については下記記事で解説しています。
Contents
Stripe(ストライプ)ってどんな会社?
ざっくりとどんな会社かまとめてみました。
- 1988年、1990年生まれの兄弟が2010年に起業
- 米国内でオンライン購入者の約40%が利用
- 日本では三井住友カードが全面提携/バックアップ(詳しくはこちら)
- 毎年数十億ドルの成長企業
- ApplePayと提携
- 常に進化するサービス
毎年数十億ドルの成長ってwwこれ知ってマジで株が欲しくなりました。まだ歴史が浅いにもかかわらず、天下のペイパルと並ぶほどの利用者の多さ。三井住友は先見の目がありそうです。と、そんなことはどうでもいいw
特筆すべきところは毎月新機能やブラッシュアップが行われるというサービスの進化スピードです。通常こういったプログラムはバグ調査など細かいチェックをする必要があって、月単位で新機能を追加するのは難しいです。
Stripeの人気急上昇の理由がなんとなくわかる気がします(*´ω`*)
PayPalやSPIKEと比較してどうなの?
さてStripeの気になる手数料とか決済システムを他の決済サービスと比較してみてみます。ここでは僕が使ったことのある決済システムのPayPalとSPIKEの2つと比較。
月額費用がかからないプラン同士で比較
後半は主観ですが導入のしやすさなども入れてみました。
2018年5月よりStripeでJCBカードが使えるようになりました!(※要申請)
これによって現環境ではStripeが最強のクレジット決済サービスに。ApplePay対応なども含め、サービスもどんどん増えていってるので成長率が高いのも◎。
StripeでJCBカードを使えるようにする設定方法
Stripe | PayPal | SPIKE | |
手数料 | 一律3.6% | 2.9% 〜 + 40円 | 月10万円まで無料(超過分から3.9% + 30円) |
利用可能カード | VISA / Master/ JCB / AMEX / Diners / (Apple Pay) | VISA / Master / JCB/ AMEX / Diners | VISA |
振込手数料 | 0円 | 0円(5万円未満は250円) | 500円 |
振込サイクル | 週 / 月単位の選択可 (自動振込) |
出金申請から3〜6営業日 | 出金申請から30日 |
自動返信メール | × | × | ○ |
継続課金 | ○ | ○ | × |
導入のしやすさ | △ | ○ | ◎ |
サポート | ◎ | × | ○ |
PayPal最強じゃね?と思いますが、PayPalアカウントを持っていない方は決済ができない仕様です。
またPayPalの手数料については売上によって変動します。
- 30万円までなら3.6% + 40円
- 100万円までなら3.4% + 40円
- 1000万円までなら3.2% + 40円
- 1000万円以上なら2.9% + 40円
無料プランを使う場合は、自分のビジネススタイルと売上・WEBスキルによって最適なプランが変わります。
BUYMAなどの輸入ビジネスの場合
輸入ビジネスの場合はキャッシュフローが大切なので、はやく売上が引き出せるほうがいいのでSPIKEはアウト。
次に、
- 導入が簡単だけどアカウント持ってる人しか決済できないPayPalか
- 導入の手間がかかるけどアカウントなくても決済ができるStripeか
というような感じで絞っていくと決めやすいです(^^)
正直SPIKEの活用場面って思い浮かばないwカード対応がVISAのみっていうのはやっぱ厳しい。実際、他のカードや振込対応してませんか?というお問い合わせは結構ありましたし。
SPIKEは唯一自動返信メールがついてたり、商品一覧を掲載できたり、ホリエモンの言うとおり導入のしやすさは最強なんですけどね。。。
ちなみに標準機能では対応してませんが、PayPalやStripeでも自動返信メールの設定は可能です。(長くなるので設定方法についてはここでは割愛します。)
月額費用がかかるプラン同士で比較
月額費用がかかるプランと言ってますが、Stripeは全ての機能を無料で使えるので上の表と同じになります。PayPalの利用可能カードの種類はPayPalアカウントがなくても決済が可能です。
Stripe | PayPal ウェブペイメントプラス |
SPIKE ビジネスプレミアム |
|
利用審査 | なし | あり | あり |
月額費用 | 0円 | 3000円 | 3000円 |
手数料 | 一律3.6% | 2.9% 〜 + 40円 | 2.55%〜 + 10円 |
利用可能カード | VISA / Master / AMEX | VISA / Master / JCB | VISA / Master |
振込手数料 | 0円 | 0円(5万円未満は250円) | 500円 |
振込サイクル | 週 / 月単位の選択可 (自動振込) |
出金申請から3〜6営業日 | 出金申請から30日 |
自動返信メール | × | × | ○ |
継続課金 | ○ | ○ | × |
導入のしやすさ | △ | × | ◎ |
サポート | ◎ | × | ○ |
超個人的な意見ですが、ぶっちゃけ有料プランに魅力はないです。
なんでかっていうと、審査が結構めんどうな割に、上の表をみればわかるように使いにくくなったり、カードの種類がほとんど増えないからです。
PayPalは導入のしやすさが無料プランのままだったらかなりいいんですけどねー。ちなみにPayPalのテクニカルサポートはかなりいい加減でした(^_^;)APIの知識がなく導入しようと思っている方は覚悟が必要ですw
それに比べてStripeのサポートは非常に好感がもてました。返事のスピード、文面、内容ともに素晴らしいです。
有料プランをフォローするわけじゃないですが、SPIKEは月額5000円をプラスすれば他のカード決済(JCB / AMEX / Dinners)も使えるようになるので、売上が数十万以上あるなら検討の余地ありです!
無料・有料プランとそれぞれ比較してみましたが…
Stripeは無料なのに他社の月額プランよりも優れてます。マジで。
Stripeのココがいい!
表形式でいろいろとスペックを見てきましたが、それ以外にもStripeのいいところがたくさんあります。
決済のときに画面遷移がないのでスマート
通常、PayPalやSPIKEは決済ボタンを押すとページが切り替わって各会社の決済ページに移動します。Stripeではあなたのウェブサイト上で決済完了まで全て行うことができます。
これは決済中の離脱率にも影響してくるので大きなメリットになります。
スマホアプリで返金・売上管理ができる
これは思った以上に便利です!売上があがるとスマホ上で通知がきますし、返金処理も簡単にできます。
- 今日の売上
- 売れた時刻(今からどれくらい前に売れたか)
- 売上金額 / 決済の状態 / カードの種類 / カード番号下4桁
売上もグラフでわかりやすく表示してくれるので、ABテストの結果も把握しやすいので重宝してます。また、振込サイクルの変更なんかもできます。
動作のテストが簡単
決済システムを導入するときには必ず事前にテスト環境でテストしてから本番モードにします。SPIKEもかなり簡単にテスト環境をつくれますが、Stripeも同じくらい簡単にできます。
難しい知識を必要とせずにテスト環境が作れるので、売上確認や返金対応・自動返信メールの動作確認などが簡単にできるのは素晴らしいです。
WordPressならStripeのプラグインを使って簡単導入
プラグイン検索のところで「stripe」と検索するといろいろでてきます。カートシステムの「WooCommerce」や世界的にメジャーな「Easy Digital Downloads」などがあります。(Easy Digital Downloadsは追加でStripeのアドオンを購入する必要があります)
僕は試しにEasy Digital Downloadsを導入し、アドオンを購入してやってみたのですがうまくいかずやめましたw自動返信メールをカスタマイズしたかったので、結局自分でPHPを用意して導入することに(^_^;)
スマホから決済が超絶簡単
Stripeはスマホからの決済も非常に簡単。説明するより画像をみてもらうほうがわかりやすい。
こんな感じでカードをカメラで読み込めるシステムになってる。面倒なカード番号の入力の手間が省けるので購入率が上がるかもしれない。
こんな人は絶対Stripeを使うべき
さて、こんなに便利なStripeさん。どんな人におすすめなのか?
- 複数カード決済ができるシステムが欲しい
- 振込サイクルが早いやつがいい
- 1つのアカウントで同じ商品を複数管理したい(アフィリエイターに発行)
- 自動返信メールと販売完了メールなどをいろいろいじりたい
- 導入が簡単なのがいい(サポートが協力してくれます)
ざっとこんな感じですね。
PayPalだとオートメールとかサーバーにメールプログラムを設置しないと自動返信メールが送れないのですが、Stripeだと簡単です。
Stripe導入の際の注意点!
サイトをSSL化しておく必要があります。https://〜で始まるやつです。
僕と同じような要望をもってる人って結構いると思います。Stripeが絶対おすすめです。簡単も登録だしすぐ使えるので一度使ってみてください!
WordPressでのStripeの使い方については下記ページで解説しています。
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